今回は、マイナビ出身の白井さんにインターンシップの設計についてインタビューさせて頂きました。
大手人材会社へ入社。主にナショナルクライアントへ採用や入社後の育成・組織開発の支援を実施。
現在は、運用型広告の代理店にてマーケティング支援を行っています。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
採用につながりやすいインターンシップの2つのポイント
石垣:こんにちは、ストルの石垣です。
今回は、採用につながりやすいインターンシップのポイントをお伺いできればと思います。
企業がインターンシップを実施して、採用に繋げる際に何かポイントはあるのでしょうか?
白井さん:「インターンシップをこれからやってこう」
という企業さんも多いかなと思いますが
「どういうインターンシップやればいいかな?」
という風に考えて、実行される企業さんは多いと思います。
出来るだけ「全体設計」を意識してやっていく必要があると思います。
例えば
「夏インターンシップやらなきゃいけないからやろう」
という形で行うと、夏インターシップやった後に、学生に対してインターンシップが終わった後フォローができない設計の場合もあります。
夏に参加してくれた学生が他の企業のインターンシップや面接などに行っている間に、自分たちが何もフォローできないと、関係性薄れていくので、採用に繋がらない失敗ケースになります。
自分たちが
「どの様に学生と接点を持って、内定までいくのか?」
という「全体設計」をきちんと考える必要があります。
接点の中で
「どういう情報を学生に伝えたいのか?」
というところまで、1セットで考えると、かなり採用に繋がりやすくなります。
石垣:白井さんは、今まで担当していた企業さんで、インターンシップ終わった後に、学生に対するフォローや施策はどういうことをされてる企業さんが多かったですか?
白井さん:1つは、イベントと言われるような、もう1回インターンシップのようなものを開催することです。
それはインターンシップでも、個別イベントでもいいんですけど、何らかの形で接点をつくることをやってる企業さんがありました。
あとは、いわゆるリクルーターと言われる、人事じゃない現場の社員の方たちが学生とオン ラインでの面談や、直接の面談も含めて
「就職活動をどういう状況なの?」
という風に聞いて、学生との接点を持ち続けることです。
「学生がどういう状況なのか?」
というのを理解して
「自社だったら、こういうことができるよ」
というのをきちんと情報を伝えていくということです。
大きいポイントはこの2つです。
石垣:営業活動に少し近いですね。
白井さん:そうですね、営業活動と思っていただければいいですね。
リクルーターの役割は、学生へのフォローアップと接点作り
石垣:例えば8月にインターンシップを実施して、終わった学生さんに対して、毎月リクルーターさんが連絡するのですか?
白井さん:企業によって、そこは結構まちまちです。
そういった形で、毎月接点を持つ場合もあります。
例えば8月であれば、まだ学生がどこに行きたいと固まっていなかったり、例えば自己分析があんまり出来ていないという場合も結構あると思うので、自己分析に付き合ってあげて、学生の就職活動を進めやすい活動を作っていくということをやっているリクルーターの方もいます。
学生と接点を持つタイミングは、それぞれです。
1週間に1回や、月1回、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回などあります。
石垣:インターンシップに参加した人全員に、リクルーターがつくのですか?
それとも企業によっては、この学生はすごく評価が高かったから、リクルーターをつけるという感じで、取捨選択している場合もありますか?
白井さん:リクルーターリソースが限られてはいるので、学生全員につくことは、なかなか難しいという場合が結構多いです。
そのため、インターンシップをやっている中で、学生を評価している企業も結構あります。
インターンシップ中に
「この学生いいな」
という学生に対しては、リクルーターについてもらったりというケースが多いです。
石垣:マメにやらないとダメということですね。
白井さん:そうですね、必ずしもマメにやらないとダメというわけではないですが、まめに連絡を取ってた方が、関係性がより築けます。
石垣:インターンシップは、企業のマーケティング活動で言うと、リード獲得みたいな感じですか?
白井さん:イメージはそうですね。
学生に来てもらったり、普通の営業活動であれば、ウェビナーやセミナー開いた後に、お電話をさせていただいて
「どうですか?」
みたいなものに、近しいかなと思います。
一体化した「全体設計」がインターンシップに求められる理由
石垣:本選考が始まったら、本選考の案内をしていくということですよね。
「是非選考にも進んで欲しい」
という風に。
それとも特別選考をやるのでしょうか?
白井さん:企業によってそこも様々です。
普通に本選考に流す場合もあれば、ちょっと早く面接をやる早期選考という場合の両方あります。
石垣:そこも含めて、全体設計ということですよね。
白井さん:仰る通りですね。
インターンシップ成功のための動画活用の可能性
石垣:わかりました、ありがとうございます。
一つは営業活動と同じように、こまめに学生をフォローするということですね。
白井さん:そうですね、営業活動と一緒ですが、学生に寄り添ってあげて、自社が合うのであれば、適切にアピールすることが一番良いと思います。
石垣:その話を、以前に白井さんに聞いた時に、マンパワーが足らないような会社がほとんどだと思ったので、その辺を置き換えるような動画を使って、何かできないかなと思いました。
興味がある企業さんいましたら、ご相談いただけたらなと思っています。
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この記事の監修者
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