「リクルーター制度のポイント・注意点が知りたい」
このような企業様も多いかと思います。
そこで今回は、リクルーター制度導入の流れ、成功させる3つのポイントと注意点について解説いたします。
リクルーターとは?
リクルーターとは「採用を担当する人」という意味で日本では使われています。
また、新卒採用においては、入社に向けて、学生の相談に乗ったり、サポートする役割を担う人を指します。
採用専門として担当する場合や、他の業務と兼ねて取り組むケースもあります。
リクルーターの活用方法は、企業によって異なりますが
「自社のPRや優秀な学生を見極めて接点を持つ」
「学生が就職する上での不安を払拭する」
というように、採用活動をサポートする役割と、就活生の活動をサポートする役割があります。
リクルーターを活用することで、採用する人材の適正を直に判断できるなどのメリットもあり、近年ではリクルーターを重視する企業が増えています。
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リクルーター制度導入の流れ
①リクルーター制度の整備
リクルーター制度を導入するにあたって、ルールを策定しましょう。
・禁止事項
・学生の個人情報の取り扱い方法
・学生との面談時の飲食費の取り扱い方
・休日出勤手当、業務時間外手当、代休について
リクルーターに選定される社員は、通常業務に加えてリクルーターの業務も担当することになります。
「特別扱いだ」
「通常業務とのバランスは?」
このような声が上がっても、ルールを策定することで、トラブルを回避できるため、ルール策定は漏れがないようきちんと行いましょう。
また、ルールの他にも
「既存の採用での課題はどのようなものがあるか?」
「どのような人材を獲得すべきなのか?」
なども社内共有するときに、全員に伝わるようにまとめておきましょう。
②リクルーターフォロー制度を整える
リクルーター制度では、リクルーターに対するフォロー体制も重要です。
リクルーターに選出された社員は
「自分が本当に採用に関わって良いのか?」
このように、不安やプレッシャーを感じる人もいます。
学生のフォローをリクルーターがする分、リクルーターもフォローする必要があります。
些細なトラブルや、一人では対応しきれないことが発生したときに相談できる体制を事前に整えておきましょう。
③社内でリクルーター制度の意識共有
リクルーター制度は、人事部だけで完結するものではありません。
社内全体でリクルーター制度について意識共有しましょう。
・自社の採用活動について(実施時期・内容・担当者)
・リクルーター制度の重要性
・リクルーターがどのような仕事をするのか?
・リクルーター制度を導入することのメリット・デメリット
・リクルーターの選定基準
・リクルーター制度の流れ
・リクルーター制度のルール(経費、業務時間外手当など)
・リクルーターフォロー制度について(相談窓口など)
まずは、管理職向けに説明会を実施し、その後社内全体に説明会を実施すると良いでしょう。
優秀で、自社にマッチする人材を採用するために、必要だと理解してもらいましょう。
④最適なリクルーターの選出・育成
リクルーターは、年が離れたベテラン社員よりも、学生の年齢に近い若手社員の方が親近感を持ち、打ち解けやすいです。
一方で、年齢が近いというだけで選定してしまうと、将来像がわかないとなりかねないため
「こうなりたい!」
と思ってもらえる、若手の中でも勢いのある社員や伸びしろがある人を選ぶと良いでしょう。
⑤リクルーター向けに説明会・研修を実施する
リクルーターの選出が出来たら、リクルーター向け説明会や研修を必ずしましょう。
いきなり丸投げしてしまうと、社外にオープンすべきではない情報の線引きや、個人情報の取り扱い方などの統一が図れなくなってしまいます。
・近年の人材市場
・採用に関する知識の共有
・自社が採用したい人物像
・学生に伝えたい自社の魅力
・リクルーターとしての基本姿勢・禁止事項
・個人情報の取り扱い方法
・学生の本音を引き出すポイントの共有
・学生の抱えている不安と対応の事例
・面談マニュアル
・質疑応答のロールプレイング
⑥リクルーターと現場を連携させて活動を進める
準備が整ったら、リクルーター制度を始めましょう。
リクルーターは主に、候補者との個別面談や、説明会での自社の説明を行うことや、優秀な人材に声を掛ける活動があります。
リクルーター制度が始まったら、定期的なミーティングを行い、情報共有や進捗状況の把握を徹底しましょう。
トラブル防止の他、リクルーターとのコミュニケーション不足を回避することが大切です。
リクルーター制度を成功させる3つのポイント
①事前準備の徹底
事前準備の徹底は最低限のポイントです。
「リクルーター制度を早く始めなくてはいけないから、研修も曖昧だけど始める」
「とにかく採用を強化したいから、よくわからないけどリクルーター制度を導入しよう」
このように見切り発車で、リクルーター制度を導入するのは危険です。
ルール策定や社内共有、フォロー体制、採用活動の方向性をきちんと共有しておきましょう。
②適正のある社員をリクルーターにする
リクルーターの選出は、採用活動の結果を左右する重要なポイントの一つです。
リクルーターは、就活生のロールモデルとなる存在でもあります。
学生とのコミュニケーション能力も大切ですが
「この人のようになりたい」
と思ってもらえるような将来性を感じる人を選出しましょう。
一方で、学生からの印象が良くないリクルーターを選出してしまった場合、企業に対してマイナスなイメージを持たれてしまうため、リクルーターの選出は念入りに行いましょう。
③リクルーター導入後のレビューを行う
リクルーターや責任者、人事部で振り返りを行い、課題を洗い出し改善して、翌年に向けてコツコツとノウハウを貯めていきましょう。
またリクルーター制度を導入して起きたトラブル事例などもまとめておき、来年の社内共有のときに事前に共有できるようにしておきましょう。
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リクルーター制度導入においての注意点
①学生との距離感の注意
リクルーターは学生と個人で連絡を取り合うこともあり、リクルーター制度を悪用して、学生にセクハラ、パワハラを行ってしまう可能性も無いとは言い切れません。
そのため、リクルーターハラスメントの対策として、禁止事項の共有等は必ず行いましょう。
まとめ
リクルーター制度を成功させる3つのポイントと注意点について解説致しました。
「新卒採用が上手くいかない」と悩んでいる企業様は、効果的にリクルーター制度を活用してみてください。
この記事の監修者
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