Z世代向けの採用活動で効果的な2つの動画活用方法

早い人ならで読むことができます。

「YouTubeを倍速で観ることは当たり前」

「ドラマや映画を倍速で観ることは当たり前」

「長い動画は観ることができない」

今、このような人が増えています。

倍速でCMを作る

こちらの動画は損害保険ジャパン株式会社様のcmです。

通常のcmの他にZ世代向けに1.25倍速、1.5倍速、1.75倍速、2倍速のcmを公開しています。

このようにZ世代を中心とする若い世代が好印象を持つ動画を取り入れています。

「新卒採用をするにあたって何を工夫すればいいのか?」

「若い世代は就職先に何を求めているのか?」

このように考える企業様向けに以下について解説いたします。

・Z世代とは?

・Z世代の情報収集はYouTubeなどのSNS
・Z世代が就職先を選ぶ2つのポイント
・Z世代の採用を成功させる2つのポイント
・Z世代に向けた効果的な動画活用方法

Z世代とは?

Z世代の年齢に明確な定義はありませんが、1996年〜2012年頃に生まれた世代を「Z世代」と言います。

Z世代は幼少期からインターネット環境が当たり前に存在しているデジタルネイティブです。

そのためパソコンよりスマホを使って、LINE、YouTube、TikTok、Twitter、InstagramのようなSNSを用途別に使い分けています。

SNSでは、直接会ったこと無い人と繋がり、好きなことや、仕事、考えなどを自由に発信・共感しているため、他の世代よりも承認欲求が非常に高い傾向があります。

仕事においては

「出世したい」

というよりは

「安定した生活を送りたい」

「仕事とプライベートどちらも大切にしたい」

という考えの人が多いです。

情報収集はYouTubeなどのSNS

Z世代はテレビ・雑誌・新聞離れしている世代です。

以上のような媒体は、自分に必要の無い情報が多く「無駄」だと考えているためです。

その一方でYouTubeなどのSNSでは、自分が欲しい情報だけピックアップすることができます。

最近では、調べる際にGoogleでは無く、最初からYouTubeで調べて動画を観る人が多く、それは就活で企業を調べる際同様です。

Z世代が就職先を選ぶ2つのポイント

①多様性を尊重している

「残業や仕事での付き合いは当たり前」

「買いたいものがあるから仕事を頑張る」

という考えで仕事をしている人も以前まではいましたが、Z世代は、仕事中心の生活ではなく

「プライベートと仕事どちらも充実させたい」

と考えている傾向があります。

そのため、副業、リモートワーク、地方移住など多様な働き方を尊重している会社が選ぶポイントの一つとなっています。

その他にも

「結婚・出産後にも働き続けやすい環境なのか?」

「男性の育休は取りやすい職場なのか?」

なども注視しているため、ライフイベントに柔軟な会社という点を打ち出す必要があります。

②自由に生きていけるか

Z世代は

「時間や場所に拘束されずに、自由に生きていきたい」

と考える傾向があります。

そのため、同じ企業でずっと働きたいと考えるより

「スキルを身に付け将来独立しても生活できるようにしておきたい」

と考えています。

その考えを持つ要因の一つとなったのが、新型コロナウイルス感染拡大です。

感染が広まる中、この先の不安が大きくなり

「一つの会社に頼って生活しているとリスクが大きすぎる」

このように考える人が多くなったため、副業OK・リモートワーク可能といった自分で働き方・生き方を選択できる企業も選ぶポイントの一つとなっています。

Z世代の採用を成功させる2つのポイント

①Z世代に合わせたフォーマットで動画を活用する

Z世代は動画が日常の一部となっているため、採用手法でも必ず取り入れるべきツールです。

今の世代は「文章が読めない人」が増えています。

SNSが普及していることで読解力が欠如しているため、企業がどれだけ学生に情報発信したところで、伝わっていない可能性があります。

動画は、何かをしながらラジオ感覚で聴くこともできますし、隙間時間に倍速で観ることもできるので短時間で自社を売り込むことができます。

1分の映像は、Webページ3,600ページに相当する情報量とも言われています。

文字が中心の情報発信よりも「観るコンテンツ」を増やした方が圧倒的に効果があります。

YouTubeやTikTokなどに慣れ親しんでいるZ世代と親和性が高いため、まだ採用活動で取り入れていない企業様は是非導入を検討してみてください。

②表面的な言葉でごまかさない

採用では、ついつい企業の良い面ばかりを情報発信しがちですが、それではZ世代は応募したいとはなりません。

Z世代は情報収集能力がとても優れていて、本質を見抜く力も長けています。

そのため

「本当なのか?」

「都合が良い部分だけ言っているのではないか?」

と見えない本当の姿を探ろうとするため、最初からネガティブな面を打ち出した方が学生からの信頼は得やすくなります。

株式会社フィードフォース様のnoteでは

・「転職を考えたこともあった」勤続10年の新卒一期生が見てきた会社の変化と変わらないもの

このような記事が投稿されています。

ネガティブな面も含めて、企業のありのままの姿を伝えることで

「誠実な企業」

という印象を持ってもらいやすくなります。

採用担当が参考にすべき採用広報note56選

Z世代に向けた動画活用方法

①テンポ重視のショート動画

「10分の動画は観ることができない」

という人が増えています。

「長い」

「見ていられない」

と感じる人が多く、どんどん短い動画が増えています。

ショート動画は手軽に観ることができるため、中毒性があり多くのユーザーから観られやすい動画です。

ショート動画の活用方法は、YouTube、TikTok、Instagram、Twitterにも投稿できるため、狙いたいユーザー層などを見極めて投稿するのが良いでしょう。

また、ショート動画を効果的に活用することで、チャンネル登録促進や認知度拡大にも繋がります。

②倍速仕様

ショート動画と同様に、動画を普通のスピードで観ない人が増えています。

今では、1.5倍速、1.75倍速といった倍速視聴が当たり前となっています。

「早く話題の動画を観たい」

「時間を有効活用したい」

「コストパフォーマンス」のように「タイムパフォーマンス」略して「タイパ」を気にする人が増えていることが要因の一つです。

そのため、動画を活用して採用活動する場合は、動画を倍速できるプラットフォーム(YouTubeなど)を活用するか、動画編集時に倍速したものを投稿するなどの工夫が必要です。

③リアルを伝える

採用動画では、過剰な演出・編集は一切必要ありません。

作りこみすぎてしまうと、かえって

「言ってることが信用できない」

「作りこまれていて、本当の姿がわからない」

という風に、疑念を持たれてしまいます。

敢えて作りこみすぎない、自然体な姿の動画の方が企業のリアルを知ることができます。

まとめ

Z世代は、日常以外にも就職活動でも動画をフル活用しています。

そのため、Z世代の採用活動を成功させるためにも、動画を活用することが大きな武器となります。

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