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今回は採用広報において「動画はどの様に活用すべきなのか?」自社の考えを解説します
採用活動はマーケティング活動に近づいている
少子高齢化が進み、若い方の採用が難しくなっており、採用の売り手市場化が進んでいます。
求人広告を出しただけでは
優秀な人材、自社が採用したい人材
を採用することが難しくなっています。
そのため転職の顕在層だけにアプローチしていては母集団形成が難しくなってきました。
この様な時代背景から「採用の為だけに行う広報活動」を行う重要性が増してきています。
採用コンテンツの支援をしているため、採用担当者の方と話す機会が多いのですが、採用マーケティングが重要だと認識している方は少ない様に感じます。
若く優秀な人ほど、企業を選ぶ立場になります。
優秀な人材を採用したい企業は、若い優秀な人材に選ばれる存在になる必要があります。
聞いたことも無い良くわからない企業に、わざわざ優秀な若い人材はそもそもあつまりません。
だからこそPR、広報が大事なのです。
従来の採用動画はほぼ意味が無い
昨今SNSが全盛で、学生が長い文章を好まない時代です。
普段の友人とのコミュニケーションもLINEでスタンプを多用しています。
動画のトレンドも、1分以内の縦型のショート動画が主流です。
YouTubeに投稿されている10分程度の動画は長すぎる傾向にもあります。
従来の採用動画は数分の動画が多く、現在のトレンドには全く合っていません。
YouTubeのアナリティクスを観て頂くと分かるのですが、開始10秒以内で過半数の方が離脱していることも多々あります。
採用活動で動画を活用するのであれば、動画の特性を活かしつつ、現在の動画のトレンドを上手く取り入れる必要があります。
そのため弊社では2分以内の採用広報用の動画を制作することが多いです。
本当に活躍している人材は転職活動はしていない
転職エージェントを経験しているので良く分かっているのですが、今の職場で本当に活躍している方は、転職活動を率先して行っていません。
「良い求人があれば転職しようかな」程度です。
転職しようか悩んでいる人、転職活動を率先している人は、現状に何らかの不満を抱えている人が大半で、活躍している人はほんの一握りです。
即戦力で、本当に人材の質にこだわっている企業ほど 「良い求人があれば転職したい」と考えている潜在層にアプローチしないと、一向に自社が求める人材には会うことはできません。
一般的な採用広報とは?
採用広報の定義は決まっていませんが、一般的な採用広報の活動内容は、テキストと画像を用いて以下の手段で採用広報を行っています。
①自社の採用サイトを強化し情報を発信する
②各種SNSなどで採用活動、自社の情報を発信する
③ブログ等で情報を発信する
採用広報を動画で実施するメリット
採用広報において、動画を活用する最大のメリットとしては、働いている人の人柄や雰囲気が伝わりやすい点です。
話している雰囲気や、メンバー間の雰囲気はテキストや写真だけでは伝わりにくいです。
人柄や社風など言語化しにく情報を伝えたいとお考えの企業様は、採用広報において動画の活用をお薦めします!
採用広報にYouTubeを活用する企業も!
最近では採用広報の為だけにYouTubeチャンネルを開設して、情報を発信している企業も出てきました。
YouTubeでは社員さんの人柄や、社風など映像で伝えた方が伝わりやすい情報をドンドン発信すべきです。
採用広報において「動画」を始める為の準備とは?
まず採用広報をおこなう担当者の方が、最低限の動画の企画、撮影、編集の知識を持っていた方が、安定的に動画活用を行うことができます。
プロと同じ知識を持つ必要は無いですが、少しは勉強してから、取り組んだ方が良いと思います。
※外注する場合にしても。
もちろん全くの知識がないまま始めるのも悪くは無いのですが、何も分からない素人が作った映像を求職者に見せる事になるので、悪い印象を与える可能性もあるので注意が必要です。
採用広報において具体的に動画をどの様に活用すべきか?
採用活動において、いくつかの段階に分けて動画活用を考えるべきです。
認知(自社の事を知らない人向け)
SNSで拡散させるためのショート動画
例 自社のイベントを紹介する動画、業界のニュースなどを紹介する動画
教育 (自社の事を少し知っている人向け)
自社の採用サイトやYouTubeチャンネルで公開する為の長尺動画
例 自社で保有しているノウハウ動画の公開
社長や、社員さんへのインタビュー動画
説得(自社に興味を持っている人向け)
クローズドな運用を前提とした動画
具体的な求人の説明動画
スカウトメール用の動画
転職エージェントに自社の事を深く理解してもらう為の動画
転職エージェントがスカウトメールを送る時に、利用してもらう動画
うちは「人材紹介会社に良い人を紹介してもらっている」から、別に採用広報や採用サイトに力をいれる必要は無いとお考えの企業様はいらっしゃるかと思います。
しかし正直紹介先の事業内容を、求職者に正確に説明している紹介会社は少ないと感じています。
ひどい人材紹介会社では、求人票を送って
「とりあえず興味がある企業だけエントリーして下さい」
と説明している程度で、御社のことを一切説明しないで紹介しています。
ですので、求人票や、御社の作用サイトのでき次第で、応募の質や数は変わってしまいます。
人材紹介会社が御社のことを説明してくれないのであれば、こちら側から観て欲しい情報を作って、人材紹介会社の担当に、求職者に送ってもらった方が良いと思います。
実際に、求職者の方に自社で製作したインタビュー記事や、動画を送っている企業様はいらっしゃいます。
採用広報で動画を活用する為の費用は?
採用広報で動画を活用する場合
自社で動画を制作運用するのか?
制作会社に外注するのか?
で必要な費用は変わってきます。
自社で採用広報用の動画を制作する場合
自社で動画を制作する場合には、機材させ揃えれば、動画の活用はスタートさせることができます。
カメラ、マイク、照明、SDカード、編集用のパソコン、編集ソフトを最低限揃えれば、そこそこの動画を作ることは可能です。
お薦めの撮影機材は下記の記事をご覧ください。
外注して動画を制作する場合
動画の撮影や編集を、外部の制作会社に依頼する場合は、費用はピンキリです。
また動画活用の方法などによって、ノウハウがある制作会社と、ノウハウが無い企業があります。
自社でどの様に動画を活用するのか、はっきり決まってから制作会社にお声がけ下さい。
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この記事の監修者
動画を活用した採用マーケティング支援が専門。毎年数多くの企業の採用支援を実施中。
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