採用活動で社員インタビュー動画を制作するポイントと4つの注意点

採用活動で社員インタビュー動画を制作するポイントと4つの注意点

ストル 石垣
ストル 石垣

はじめまして、株式会社ストルの石垣と申します。弊社は、WEBと採用動画を活用した採用マーケティングを得意としております。

これまで、東証プライム上場企業様から老舗企業、スタートアップ企業まで、幅広い企業様とご一緒に採用広報支援を行っております。

豊富な経験と知見を活かし、本記事を執筆しております。採用活動におけるご参考になれば幸いです。

24年9月16日に初の著書を発売!

動画を活用した新卒採用マーケティングをまとめました!

社員インタビュー動画の制作を考えている」

このようにお考えの企業様も多いかと思います。

今回は「社員インタビュー動画を制作する上でポイントと4つの注意点」

「社員インタビュー動画で活用できる質問例」について解説いたしました。

社員インタビューを中心とした採用動画の制作を検討している場合は、是非ご一読ください。

社員インタビュー動画の種類

①1人の社員へのインタビュー動画

1人の社員の方にフォーカスし、自社の魅力や働きがいなどを紹介する動画は、撮影スケジュールが組みやすいという点がメリットの1つです。

注意点としては、1人の社員の方にフォーカスしているため、映像が単調になってしまい、視聴者が離脱してしまう恐れがあります。

そのため、異なるアングルでの撮影や、インサート映像を加えるなど、テンポよく見せることを意識する必要があります。

②複数名の社員へのインタビュー動画

複数名の社員の方に出演してもらう場合は、様々な職種、キャリアプランを見せることができるため、多くの人に観てもらいやすくはなります。

しかし、動画の長さが長くなり、途中で離脱されてしまう恐れや、社内調整が難しくなるという注意点もあります。

③座談会形式のインタビュー動画

複数人の社員の方々による座談会形式の社員インタビュー動画は、社内の雰囲気や良好な人間関係を打ち出していきたいという場合に適した形式です。

しかし、複数人の声が混在してしまい聞き取りにくい点や、場を回していく適任者を選定する必要があるなどの注意点もあります。

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社員インタビュー動画を制作する4つのメリット

①企業や仕事の魅力をわかりやすく伝えられる

「社員インタビュー記事でもいいのではないか?」

「動画まで作る必要性はあるのか?」

このように思われる企業様もいらっしゃるかと思います。

インタビュー記事だけの場合、求職者が隅々まで読むということは稀です。

「気になるけど、文章長いな」

「いつか読もう」

このように、文章を読むことが面倒という人が増えているなかで、社員インタビュー記事だけ掲載しても、求職者には届きにくいのが現実です。

しかし、社員インタビュー動画も掲載することで

「移動時間に観よう」

「倍速にして観よう」

「繰り返し観たい」

このような求職者の要望を叶えることができます。

また、社員インタビュー記事×社員インタビュー動画と2つあると、文章で読みたい人、動画で観たい人どちらの求職者のニーズに応えることができます。

②会社のリアルな雰囲気を伝えることができる

テキストより、動画の方が観やすいと先ほどお伝えしましたが、観やすさと共に「想い」や「感情」「熱量」などテキストでは伝えられない部分をストレートに伝えることができることも、社員インタビュー動画の魅力です。

テキストでは温度感まで伝えることはできません。

しかし、動画の場合は「商品を開発した想い」「困難」「やりがい」などを「表情と声」で伝えることができるため、より求職者に親近感を持ってもらいやすくなります。

③幅広いシーンで活用できる

社員インタビュー動画は、採用サイトやコーポレートサイトだけでなく、自社のYouTubeやSNS、企業説明会などさまざまなシーンで活用できます。

④出演する社員のモチベーションアップにつながる

社員インタビュー動画に出演する社員の方は、代表社員と言えるような人を選定する場合が多いと思います。

代表社員として、社員インタビュー動画に出演するため、栄誉を感じ、会社に対する信頼感やモチベーション向上にも繋がります。

社員インタビュー動画を制作する上でポイントと4つの注意点

①余裕をもって出演者・撮影場所の調整をする

自社で撮影する場合、撮影場所によっては機密情報があり、撮影できない場所もあるかと思います。

事前に撮影できる場所、できない場所の確認をしておきましょう。

また、社員インタビュー動画に出演する社員は、通常業務の合間を縫って協力することになります。

繁忙期などで撮影協力が難しい時期を避けて、早めのスケジュール調整を心がけましょう。

②本音を伝える

自社の魅力を伝えようとするあまり、ネガティブな要素が1つもない社員インタビュー動画もあります。

このような社員インタビュー動画を求職者が観た場合

「本当かな?」

「なんだか表面的なことしかわからないな」

という風に、マイナスなイメージを持たれてしまう場合があります。

社員インタビュー動画では「本音を伝える」ということを意識してください。

例えば

「仕事で大変だった部分、辛かったことはありますか?」

という風に、大変だった部分にもきちんとフォーカスすることが大事です。

そして

「大変なときは、どのように乗り越えたのか?」

というところまで話してもらいます。

また、1日の仕事のスケジュール、休暇制度について話す際は、残業時間、有休消化についても触れましょう。

「どの程度、残業時間が発生するのか?」

「有休は取りやすい環境なのか?」

求職者はリアルな数字を知りたがっています。

事前に分かることで、その残業時間を理解した上で応募する求職者が増えます。

③社員の肖像権・個人情報・掲載期間へ配慮する

企業のリアルを盛り込むことで、求職者の親近感は湧きやすくなります。

しかし、そこにフォーカスするあまり、社員の方の個人情報を晒してしまう内容が出てしまわないように注意しましょう。

注意すべき点としては、実名を伏せたり、イニシャルにしたり、個人が特定できる内容はなるべく避けましょう。

また、無理矢理社員インタビュー動画に出演させることも控えてください。

「自社の社員だから」

「協力しないなんてあり得ない」

このように、社員の方への出演の無理強いは厳禁です。

事前に社員の方から撮影の承諾を得てから、社員インタビュー動画の撮影を進めましょう。

この他にもよくある例では、社員の方の異動や退職などで社員インタビュー動画を使用することができなくなる場合もありますので注意してください。

④飽きさせない工夫をする

社員インタビュー動画を制作しても、求職者に観てもらえなければ意味がありません。

そのため、どのような構成にするのか、単調になりすぎていないか、動画が適切な長さなのかも重要です。

自社の魅力を沢山伝えたいがあまり、社員インタビュー動画が長くなってしまう場合があると思います。

しかし、長い動画だから良いとは限りません。

長くて単調なのであれば、数本に分けた方が良いですし、1人コミットしたコンパクトな動画の方が、求職者目線に立つと気軽に観れます。

「求職者が一番求めている情報は何なのか?」

「どうしたら求職者は観やすいのか?」

という点を大切にした上で、飽きさせないようなカメラアングルのバリエーションや、インサート映像を入れるなど工夫をしてみましょう。

失敗しない社員インタビュー動画の制作手順

①社員インタビュー動画の目的を決定する

社員インタビュー動画の目的し、社員にしっかり伝える

新卒採用であれば「社内の雰囲気や人柄を伝える動画」「自社の理念とマッチする人材へのアプローチ動画」などの目的があります。

最初の段階で目的をきちんと決めないと、動画の構成や出演する社員の選定、質問内容など全てがぶれてしまうため、最初の目的設定が一番重要です。

目的を決めたら、インタビューを実施する社員さんに、インタビュー動画の制作目的をしっかり伝えましょう。

②社員選定

目的が決まったら、出演する社員の方を選定します。

社員さんを選定する際には、インタビュー動画を制作する目的に最適な人物を選定しましょう!

新卒採用向けの場合は、入社2〜3年目の学生と近い年代で尊敬する先輩と目標にしやすい社員の方を選定しましょう。

中途採用向けの場合は、該当部署で活躍するベテラン社員や、年代、性別などバランスを考えた上で選定しましょう。

インタビューを実施する社員さんが決まったら、インタビュー動画の制作目的をしっかり伝えましょう

ストル代表 石垣
ストル代表 石垣

目的を伝えずに社員さんが言いたい事だけ回答されてしまうと、目的を達成することが難しくなってしまいます。

なぜこの動画を制作するのか?

その意図を必ず伝えましょう!

③構成や質問内容を決める

社員インタビュー動画の構成や質問内容を検討する際は、他社の社員インタビュー動画を観てイメージすることも大切です。

社内で映像制作できる部署や技術を持つ人がいない場合は、外部に依頼した方が間違いないです。

④撮影場所をおさえる

注意点にも記載しましたが、自社で撮影する場合、撮影可能な場所、不可能な場所があると思うので、事前に確認しておきましょう。

⑤撮影・編集を行う

スケジュールに沿って撮影を実施します。

外部に依頼する場合は、撮影日数を短くした方がコストを抑えることができます。

社員インタビュー動画で活用できる質問例

社員インタビュー動画の質問例を項目ごとに紹介します。

会社に関する質問

・入社を決めた理由は何ですか?
・入社して良かったことは何ですか?
・入社前後でのギャップがあれば教えてください
・入社1年目の時に抱いていた不安はありましたか?

業務に関する質問

・所属部署について教えてください
・担当業務について教えてください
・1日の流れについて教えてください
・どのような時にやりがいを感じますか?
・今まで大変だったことやそのときにどうやって乗り越えたか教えてください

キャリアに関する質問

・今後、挑戦したいことはありますか?
・入社からこれまでのキャリアを教えてください

人間関係や雰囲気に関する質問

・社内はどのような雰囲気ですか?
・上司の方に相談しやすい環境ですか?

プライベートの質問

・仕事が終わった後はどのように過ごしていますか?

求職者の方へメッセージ

・どのような人が活躍しやすいですか?
・どのような人と一緒に働きたいですか?

まとめ

社員インタビュー動画は、自社の魅力を伝える上で、非常に有効的なコンテンツです。

また、採用サイトやコーポレートサイト、YouTube、SNS、企業説明会などでも使える汎用性の高さも魅力的です。

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