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理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービス「テックオファー」を運営しているテックオーシャン執行役員の天野さんに、理系学生の採用のポイントについて24卒の採用状況を振り返りながら、お話を伺いました。
理系学生の新卒採用の強化を、検討している企業様は是非ご覧ください。
株式会社テックオーシャン様は、理系学生専用”スカウト型”就活サービス「TECH OFFER(テックオファー)」の企画運営をされています。
理系採用の専門家「TECH OFFER運営者」が見た「24卒理系学生の採用活動」
石垣:今回は、理系学生向けのダイレクトリクルーティング サービス「TECH OFFER」を運営している株式会社テックオーシャンの天野さんにお越しいただきました。
以前天野さんには「ダイレクトリクルーティングの効果的な活用方法」についてインタビューさせていただいたきました。
そちらも合わせて是非ご覧ください。
今回は「24卒の理系学生の採用状況」についてお話をお伺いしていきたいと思います。
24卒の採用に関して、ほとんどの企業様が既に終了しているとは思いますが、直近の 24卒の活動状況は各社さんいかがでしょうか?
天野さん:石垣さんが仰っていた通り、ほぼほぼ終わりに近づいていて間違いはないです。
しかし、去年の23卒もそうだったのですが、想定以上に採用期間が伸びている企業様は多いです。
石垣:採用期間が伸びている要因として、どのようなことが挙げられますか?
天野さん:学生に内定を出して内定承諾を貰っていても、内定承諾後辞退が出ていたり、そもそも母集団形成から遅れていて、ビハインドを少し積んでいてという企業様もあり、企業様によって様々な要因があります。
内定承諾後辞退ばかり多いというわけではないですが、年々内定後辞退数は増えています。
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大手企業の強さと中小企業の採用戦略
石垣:内定後辞退が年々増えているというのは、学生の数が減っていることで競争が激しくなってるということですか?
天野さん:それも一定量あると思います。
学生側も第一志望であったり、志望の優先順位があると思いますが、やはり一番は就職ができない事を避けています。
一般的には、大手さんの方がちょっと遅めなので、だいたい3月には内定出しの ピークが毎年やってきますが、そこでは一旦内定を持っておきながら、本命のために受けておく。
そして、本命に関してまだ学生自身も確証を持てないので、一度意思表示をしておくという流れが多いのかなとは思います。
これは、構造的な部分あると思いますが、いわゆる採用ブランドが高い就職人気ランキングに出る企業様、誰もが知る大手企業様というのは、やはり強くて無視できません。
そのため
「どのように魅力づけしていくのか?」
企業さんで優劣はないとは思うので、その中で
「どう学生と向き合っていくのか?」
ということが、なかなか一筋縄ではいかない状況です。
理系学生の新卒採用が上手くいっている企業の3つの特徴
石垣:そのような中でも、採用が上手くいった企業様と、上手くいかなかった企業様があるかと思います。
天野さんの視点で「採用が上手くいった企業」はどのような特徴がありますか?
天野さん:大きく3つ挙げられるかなと思っています。
先ほどお話した人気ランキングや採用ブランドというのは、言わずもがななので除いてお話します。
1点目は、採用の目標人数がそこまで多くない企業様です。
採用担当の方が、頑張ってなんとか目標に到達して、最終的に収束して終わりを迎えています。
2点目は、学生に対して魅力的な部分が明確な企業様です。
企業様によって、出来る出来ないはあると思いますが、わかりやすい給与の面や、福利厚生、勤務地などですね。
あとは、最近増えてきているかと思いますが、リモートワークですね。
このような部分で、働き方での明確な強みがあることですね。
3点目は、採用ターゲットを広めに設定している企業様です。
これは当たり前だとは思いますが、やはりターゲットを狭くしたいと思うのですが、ある程度大学層を含め専攻分野をあまり問わないというか
「理系の学生を採用する」
という風に命題にしてる企業様は、成功してる企業様が多いです。
前提としては、もちろん多くの企業様が苦戦しているというのがあります。
理系学生が重視する企業の魅力とは?
石垣:企業の魅力の中でも、特に理系学生が魅力に感じる点はどういった部分ですか?
天野さん:我々で定点でアンケートを取っています。
理系学生は、自分が学んできた技術的なスキルやテーマが仕事に活かせるかどうかです。
もちろん文系の方も、何を学んできたかということがあると思いますが、比較すると理系の学生の方は特に重きを置いているのは明確です。
石垣:企業様ごとに
「うちの会社だと、こういうことを勉強していた人には凄くいいよ!」
ということは、打ち出していますか?
天野さん:打ち出してはいます。
「うちだとこういう技術を持っているので」
という風に打ち出しています。
しかし打ち出していることが「表に出ている情報」がほとんどだと思うので、そこからいかに
「学生に合わせられるのか?」
という点で分かれてくるポイントだと思います
理系学生の新卒採用成功に必要不可欠なポイント
石垣:学生に合わせる方法は、上手くいっている企業様だとどのような方法がありますか?
天野さん:一番は、現場の社員さんや技術に直接触れて頂くことです。
これは、飛び道具的なのではなく、必要不可欠な事だとと捉えています。
また、人によってなので一概には言えませんが、理系の方は自分の興味を持っ ている話題になった瞬間の広がりと、パワーはとても凄いので、そこも合致レベルがあると、 結構グリップは強まると思います。
石垣:現場にいた人が、採用担当をやる場合はありますか?
我々のお客様の中で、多い流れかというと、そうでもないです。
石垣:私もいろんな企業様で
「理系の学生採用しよう」
という企業様と接点を持っていますけど、今のところ一人もいないですね。
天野さん:そのくらい少ないと思います。
石垣:今の話を聞いた限り、現場のことをわかっている人を一人ぐらい臨時で、採用担当にいてもいいのかなと思いますよね。
天野さん:企業様の考え方に起因する部分ですが
「採用をどの視点で行うか?」
ということが分かれてきています。
採用は経営課題なので、経営陣も協力する、他部署の方々も協力できる体制が整っている企業様の方が、学生に伝わったりもします。
ダイレクトリクルーティングは特典設計が重要
石垣:今は採用全体の話をお伺いしましたが、ダイレクトリクルーティングを活用している24卒の理系学生に変化や、今までと違った動きはありましたか?
天野さん:前提として、先程石垣さんが仰っていた通り
「理系学生が減っている且つ企業のニーズが強まっている」
この需要と供給のバランスからすると、ダイレクトリクルーティングを利用してる学生は増えています。
23卒、24卒比でも約10%ダイレクトリクルーティング自体を使う学生の母数が増えています。
それと加えて、学生自身も自分が売り手ということを分かってきているので、オファーがそもそも特別ではありますが、オファーについている特典をより求めてきている部分はあります。
石垣:どのような特典が人気ですか?
天野さん:時期によっても異なります。
例えば、就活が後半になっていくと、企業も学生も焦るので、選考スキップなどの、内定獲得までの道のりの短さをPRする特典は、双方にメリットになります。
あとは今の時期で言うと、夏のインターシップのオファーでは、参加することにメリット(採用直結)がある特典が多いです。
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ダイレクトリクルーティングの最新活用事情
理系学生向けのダイレクトリクルーティングサービス「テックオファー」を運営するテックオーシャン執行役員の天野氏に最新のダイレクトリクルーティングの活用法をインタビューしています!
これからダイレクトリクルーティングを活用して、採用活動を始める企業様は是非ご確認ください!
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この記事の監修者
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