【新卒採用】オヤカク対策が必須な企業と内定辞退を防ぐ7つの対策

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「オヤカク対策で悩んでいる」

このようにお考えの企業様も多いかと思います。

今回は「オヤカク対策が特に必要な企業の特徴」「具体的な7つのオヤカク対策」について解説いたしました。

オヤカクとは?

オヤカクとは、学生の入社を「親が承諾しているか」企業が確認することを言います。

「親に確認を取る」を略して、オヤカクと呼ばれています。

オヤカク対策が必要な3つの理由

①売り手市場による内定辞退率が上昇

働き手が少ない状態が続いている今、就職活動を有利に進められる売り手市場が止まりません。

就活生は、複数の企業から内定を受け取っているため、内定辞退率は高まる一方です。

そのため、複数の内定通知の中から、自社を選んで貰うためには、就活生への積極的なアプローチは必要不可欠です。

比較検討している企業が同じような業務内容の場合、オヤカクでのアプローチが決め手となる場合があります。

②ブラック企業やブラック労働の問題化

昨今、ブラック企業やブラック労働に関するニュースが多く報道されているため

「大切に育ててきた子供がブラック企業に入社して、心の病気になってしまったら…」

「働きすぎて過労死になってしまったら…」

このような不安を持ち、子供の就職先選びに慎重になっている親が多くいます。

③少子化

少子化によって、ひとりっ子の家庭が多くなりました。

そのため、親が1人の子供の進路に、より真剣に向き合うようになったことで、学業の進路等だけでなく、就職活動に対しても親の影響力が非常に高まっています。

また、親の老後のことを考えると、何人か兄弟がいれば誰かが地元に残ればいいという考えになりますが、ひとりっ子の場合、その子しかいません。

親が子どもに

「地元の優良企業に就職して欲しい」

「地元に残らないのであれば、せめて有名企業に就職して欲しい」

このように思う親も少なくありません。

オヤカク対策が「特に必要な企業」の特徴

多くの親は子供の幸せを考えるからこそ、強い安定志向・大手志向を持っています。

そのため、親が心配になるのは

「社名を知らない」

「何をやっている企業なのかよくわからない」

「従業員数が少ない」

「良いイメージがない業界」

このような企業です。

具体的には、知名度が低かったり、事業内容をイメージしにくい中小企業や、ベンチャー企業、製造業、BtoB企業などです。

こうした企業は特にオヤカク対策が必要となるので、入念にオヤカク対策の準備をすることが大切です。

具体的な7つのオヤカク対策

①就活生が親と話していることを探って適切な対策を考える

就活生に親の温度感を聞くことも大切です。

「どのようなことを親と話しているのか?」

「親は企業に対して現段階でどのようなイメージを持っているのか?」

「親はどのような企業に就職して欲しいと思っているのか?」

親の要望や不安、誤解を把握できれば、それらを解消できる情報を打ち出していくことで、親が企業を見る目も変わるはずです。

②採用サイトの見直し

オヤカク対策の一つとして、まずは採用サイトを充実させましょう。

採用サイトは、企業の顔と言っても過言ではありません。

就活生や親はどのような企業なのか知るときに、まずは採用サイトを見るはずです。

「社長はどのような考えのもと経営しているのか?」

「先輩社員はどういう人が多く、どのようなキャリアを歩んでいるのか?」

親が気になる情報を自由に沢山掲載することができるのも、自社の採用サイトならではです。

また、テキストと画像だけでは自社の魅力を伝えることは不十分です。

動画を多く掲載しましょう。

動画があることで、入社後のイメージや企業の雰囲気、社内の人間関係を伝えることができます。

この他にも、採用サイト内に「親向けのページ」を開設するという方法もあります。

今まで多かった親からの質問をまとめたものや、不安を払拭できるようなコンテンツがあると良いでしょう。

採用サイトの内容を充実させる前に一つ注意点としては、スマートフォン対応しているサイトにしましょう。

稀に、スマートフォン対応していない採用サイトの企業もあります。

多くの人は、パソコンではなくスマートフォンで採用サイトを見ます。

検索して採用サイトを開いたときに

「知りたい情報が見にくい」

「昔の情報で止まっている」

このような場合

「採用に力を入れてないのではないか?」

「この企業に子供を入社させて本当に良いのだろうか?」

このようにマイナスイメージを持たれてしまいます。

コンテンツを充実させる前にまずは、スマートフォン対応にすること、最新情報を更新することを心がけましょう。

③企業動画を送る

企業動画は、パンフレットでは伝えきれない企業について、魅力などを知ってもらうことができます。

YouTubeを活用すれば、メールにリンクを添付するだけで観てもらうことができます。

企業動画を送る際の注意点としては、一度制作した古いものを使い続けると

「使いまわしている」

というようにマイナスイメージを持たれる可能性があります。

動画時間は短く、編集はシンプルなもので良いので、毎年撮影しなおすことをお薦めします。

また、企業動画では社長や人事部長に出演してもらうことを弊社ではお薦めしています。

「どのような考えのもと経営しているのか?」

「どのような人が自社とマッチしているのか?」

社長や人事部長が話すことで

「ここまで説明してくれるなら安心」

という風に好感を持ってもらいやすくなります。

④採用パンフレットの郵送

オヤカク対策として、ポピュラーなものが採用パンフレットの郵送です。

企業を知ってもらうために就活生の親に対して、会社案内や採用案内などのパンフレットを送りましょう。

ここで注意点としては、パンフレットが古いままの場合は、かえってマイナスイメージを与えかねません。

そのため、最新の情報が掲載されているもので、入社したくなるようなデザインに刷新することを検討してください。

そして、就活生向けの採用パンフレットではなく、親向けのパンフレットを用意しましょう。

企業情報については、認知度が低い企業や経営状態が芳しくない企業の場合は、課題点に関してきちんと反論できるような内容も記載しておきましょう。

経営が不安定な場合は、今後の戦略とその見込みを開示しておくことや、企業の社会的存在意義などを紹介するページを用意しておきましょう。

また、不安に感じている親に向けてのメッセージも一言添えておくと、より印象がよくなります。

⑤自社商品やサービスを知ってもらう

商品を製造している場合や、サービスを展開している場合は、自社商品やサービスの利用チケットなどを送り、どのようなものを事業を展開しているのか知って、体験してもらうことから始めましょう。

商品を送付する場合は

「ぜひお試しいただければ嬉しく思います」

このように親向けのメッセージを添えるとより好印象を持ってもらえます。

⑥親向けの手紙・内定理由通知書を送る

内定通知書と内定理由通知書は異なります。

どういったところを評価して内定に至ったのかの「理由」を記載するのが内定理由通知書です。

内定通知書を送ることで

「子供のことをきちんと評価してくれているし、任せても大丈夫そうだ」

このように安心してもらうことができます。

⑦親向けの企業説明会を実施する

内定者の親向けに企業説明会を実施します。

内容としては、企業説明、オフィス見学、役員陣との交流などがあります。

新卒採用において親の意向は、今や無視できない時代

今はオヤカク対策をきちんとしないと、就活生がどれだけ優秀で自社にマッチしていて、自社が第一志望だとしても、親の一言で全てがひっくり返ります。

内定まで就活生と密なコミュニケーションを取っていても、親と子供の関係性には勝つことはできません。

オヤカク対策をいかに適切にできるかが、内定承諾率を上げる鍵とも言えます。

弊社では、オヤカク対策動画の制作も行っています。

「自社だけではオヤカク対策が難しい」

「動画も取り入れてオヤカク対策していきたい」

このような企業様は、是非お気軽にお問い合わせください。

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