WEB×動画を活用した採用マーケティングが得意な、株式会社ストルの石垣です。
弊社ではインターンシップの母集団形成のお手伝いや、歩留まり改善のお手伝いをしています!
弊社は東証プライム上場企業様を中心に
様々なお客様とお付き合いさせてただいております!
せっかく時間をかけてインターンシップを開催したとしても、本選考にエントリーしてくれなければ採用に至りません。
そのため、学生と良好な関係を構築する「インターンシップ後のフォロー期間」が最も重要です。
良好な関係を築くことができれば、学生にとって「就職先候補」として頭に残り続けることができます。
そこで本日は、インターンシップ実施だけでは効果が薄い理由、インターンシップ後のフォロー方法、インターンシップ後のフォローをする際の注意点について解説いたします。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
インターンシップ実施だけでは「本採用の母集団形成」の効果が薄い理由
昨今、インターンシップを実施する企業が増えましたが、採用まで繋げることができている企業とできない企業の差が出ています。
「競合他社がインターンシップを取り組んでいるから自社もやろう」
という考えでは、学生さんは本選考にエントリーしてくれません。
インターンシップそのものも勿論大切ですが、それ以上にインターンシップ後のフォローが重要です。
インターンシップを終えた学生は
「どの会社に入ることが自分にとってベストなのだろうか?」
といくつかの会社で迷います。
その不安を推測し、企業側から定期的に情報発信し続けることで学生の不安を解消することができます。
また、インターンシップ後のフォローが不十分な場合は
・時間経過によって企業の印象が薄れてしまう
・他社の情報に上書きされてしまいがち
特に夏季インターンシップの場合は、選考までの期間が空いてしまうため、その後のフォロー内容によって選考にエントリーしてくれるかの要となります。
インターンシップに参加した学生に必ずアンケートを実施する!
弊社のお客様には、インターンシップに参加した学生さんにアンケートを取ることを推奨しております。
なぜ自社に興味を持ってエントリーしてくれたのか?
インターンシップに参加して感じた魅力は?
今後どの様な情報があれば本選考に参考になるか?
など、自社に興味関心を持ってくれた理由を必ず入手してください。
※弊社のお客様にはアンケートの実施を必ず依頼しています。
弊社ではアンケート情報をもとに、インターンシップに参加した学生へのフォロー内容(コンテンツの制作やイベント企画等)を提案しています。
この情報が無いと、何となくの感覚で的外れなフォローをしてしまう可能性が高くなります!
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
弊社のお客様の事例 東証プライム上場 株式会社グローセル様
インターンシップに参加してくれた学生向けに、自社のSNSや自社の採用専用のYouTubeチャンネルに登録してもらっています。
インターンシップをやりっぱなしにするのではなく、インターンシップ後も継続的に接点を作って、本選考に繋げる活動をされています。
文字と画像だけではなく、やはり情報量が一番多い動画で情報を伝えた方が、学生からは好感を持ってもらいやすいと担当者様は実感されてます。
【関連記事】インターンシップで早期に学生と接点を持つ企業が急増しています!
オンラインでのインターンシップ後のフォロー方法
①動画
・企業のニュースや日々の取り組みを伝える
・インターンシップで伝えきれなかった自社の魅力(サービス、社員、働き方、オフィス紹介、福利厚生、社風等々)を個別に動画を作って配信する
・採用イベントの開催、企業説明会の案内を伝える
・インターンシップで撮影した写真や動画を鑑賞する会を開催する
・採用担当者の日常等々を定期的に配信し、コミュニケーション量を増やす
メッセージや文章だけでは伝えきれない企業の魅力を伝えるには動画が最も効果的です。
メッセージでYouTubeに投稿している動画のリンクを貼ったり、学生に対するメッセージ動画などを添付してみましょう。
企業理解を深める動画も重要ですが、カジュアルな休憩風景やランチ風景なども動画にすることで、学生の目をひくこともできます。
また顔の表情や、声の抑揚などでを駆使すれば、採用担当の熱意や想いを伝えやすいのは動画です。
そして参加型のライブ配信なども定期的に行ないましょう。
学生がインターンシップでは聞けなかった質問に答えてみたりすることで、学生の心残りを解消することができ、満足度の高いフォローをすることができます。
話す事が得意な採用担当者さんがいらっしゃる企業であれば、是非動画を活用してインターンシップ後のフォローを実施して頂きたいです。
②SNS
インターンシップでは伝えきれなかった情報を、端的にわかりやすくタイムリーに発信することができるSNSも上手く活用しましょう。
インターンシップ中にSNSのフォローもお願いすることで、学生に定期的に情報発信をし続けることができるため、企業を思い出すきっかけにもなってもらえます。
③ブログ及びnote
SNSは端的に情報発信することができますが、内容がしっかりあるものに関してはブログを活用しましょう。
SNSはカジュアルな内容、ブログは企業理解を深められる内容として区別することも大切です。
ブログを投稿しただけでは学生に見てもらえないため、公開アナウンスをする案内をLINEやSNSを活用して配信しましょう。
ブログに投稿した記事はストックされていくため、企業にとっても大きな資産になりますが、工数もかかるため計画を立てて運用しましょう。
④LINE
利用率の高いLINEでやり取りをすることで、学生からの返信率を高めることができます。
学生とは最初メールでのやり取りで始まりますが、メールでのやり取りは他企業のメールに埋もれてしまいがちで、読まれていないケースもあります。
学生との良い関係を築く上での第一ステップとして、メッセージを読んで貰えなければ意味がありません。
そのためにまずは、LINEで連絡が取れるようインターンシップ参加時に必ず自社のLINEグループに入ってもらいましょう。
LINEを上手に活用している企業では、各種セミナーへの申し込みの予約LINEでできるようにしています。
メッセージ内には、YouTubeやSNS、ブログなどのURLを記載し、他のコンテンツに誘導するなど工夫しましょう。
またLINEの場合は、内容と速度に基づいて、今後送るメッセージの頻度を変えましょう。
志望度が低い学生に対して、志望度が高い学生と同じペースで連絡をとっても意味がありません。
初回のメッセージはインターンシップの感想などを送ってもらうことで、学生からの返信を促すことができます。
LINEの返信は早いが、具体的な内容を送ってこなかった学生の場合は志望度が低いです。
しかし、学生がブロックをしない限り可能性が無いというわけではないので、就職先の候補になれるよう、月2回程度メッセージを送ってみましょう。
LINEの返信は遅いが、返信内容を具体的に送ってくれる学生の場合は志望度は比較的高いですが、企業が頻繁にメッセージを送ってしまうと返信することに億劫に感じ、志望度が下がってしまいます。
月に2回程度メッセージを送るくらいが丁度良いでしょう。
LINEの返信が早く、内容も具体的に送ってくれる学生の場合は志望度が高いです。
この学生の場合には、定期的にメッセージを送りましょう。
しかし頻度が高すぎると志望度が下がってしまうため「週1」ペースで情報発信していきましょう。
メッセージを送る際、文章だけでなく1分くらいの動画を添付してみましょう。
学生は動画を見て働く雰囲気やリアルな姿を垣間見ることができます。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
リアルでのインターンシップ後のフォロー方法
コロナウイルス感染拡大により、オンラインでのイベントが当たり前になっていますが、リアルイベントを交えることで、学生にとっても特別な体験ができる機会を提供することができます。
インターンシップを終えた後学生の多くは、競合他社と比較検討しています。
懇親会などを開き現場社員との交流や、学生のコミュニティーを作ることでインターンシップでは聞きづらかったことを確認でき、より比較検討しやすくなります。
・インターンシップ参加者限定 先輩社員との懇親会
・インターンシップ参加者限定 社内イベント参加
・インターンシップ参加者限定 長期インターンの参加
オンライン×リアルでフォローの効果を最大化にする
直接会うフォローの方がインパクトは大きいですが、実施回数や頻度には限度があります。
そのためオンラインでのフォローも交えた、オンライン×リアルのフォローを上手く取り入れていきましょう。
インターンシップ後のフォローをする際の2つの注意点
①フォローの度が過ぎるとオワハラになる
どの企業も優秀な人材をいち早く獲得しようと躍起になっているのが現状です。
企業側としては、何としても繋ぎとめたいという思いからこまめな連絡などをしがちですが学生と温度差があると「オワハラ」になりかねません。
実際、学生は企業からの過度な連絡に対して
「プレッシャーに感じる」
「企業のプレッシャーに流されてしまう」
という風に企業に対してマイナスなイメージを抱いてしまう場合もあります。
そのため
学生が自社への志望度が高いのか?
学生が本当に求めている情報は何なのか?
を推測しながらコミュニケーションを取るようにしましょう。
②一律フォローは逆効果
インターンシップに参加した学生の抱えている不安や特色は一人ひとり異なります。
志望度が低い学生もいれば、高い学生もいて企業に対する温度感も様々です。
フォローをすればいいという考えだと
「企業から一方的なメッセージが来た」
と押し付けられているように感じ、志望度が下がってしまう場合もあります。
本選考に繋げるためには、できれば一人ひとりの状況に合わせてカスタマイズしたフォローをしましょう。
まとめ
学生がインターンシップを終えて
「楽しかった」
だけで終わらないよう、インターンシップ後のアフターフォローはしっかりと行いましょう。
経営陣が自らアプローチしたり、コミュニケーションツールを活用するなどして「会社メンバーの一員」として扱うことで
「自分を求めてくれている」
「自分の能力を高く評価してくれている」
と企業に期待感を持ち選考まで繋ぎ止めることができます。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
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この記事の監修者
株式会社ストル 代表取締役 石垣雅之
動画を活用した採用マーケティング支援が専門。毎年数多くの企業の採用支援を実施中。
個人で運営するキャリアYouTubeのチャンネル登録者は1.2万人。