インターンシップの重要性
従来の人材市場では、基本的に就活生が「攻め」企業側が「守る」構図でした。
しかし昨今は、就活生からの応募をただ待っているだけでは優秀な人材が集まらず企業側も攻める必要が迫られています。
そこで攻めの手法として有力なものの一つにインターンシップを利用した集客があります。
・入社後の早期離職を防止することができる
・自社に適性のある人材を採用前段階から母集団としてある程度囲い込むことが可能
・自社の業務内容を就活生に体験してもらい、入社後比較的早く戦力として活躍してもらうことが可能
インターンシップには上記のような多くのメリットがあります。
採用試験だけでは発見できない「優秀な人材」を発見することができるケースもあり、多くの企業が導入しています。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
インターンシップの集客におすすめの採用活動8選
1:大学のキャリアセンター
多くの大学にはキャリアセンターが設置してあり、新卒者向けにインターンシップの求人を掲載することが可能です。
掲載費用も基本的に無料でコストのかからない集客方法です。
狙った大学へのアプローチが可能であったり、特定分野の知識を持った人材が欲しい場合、適した学部のある大学へ集客することでミスマッチのない母集団形成に役立ちます。
・基本的に無料
・自社の事業領域と相関のある学部へのアプローチが可能
・学歴を重要視している場合、希望大学へ掲載をすることが可能
・利用している学生が少ない可能性があり、効果に懸念有(就職活動生のうちの約5割の利用にとどまる)
・必ずしも掲載されるとは限らない
大学側にとって就職しやすい企業が掲載されやすく、大学の就職実績作りに利用されることがある
2:インターンシップ募集サイトに掲載する
オンライン上のインターンシップ募集サイトに自社の求人を掲載する方法です。
インターンシップを利用したいと考えている学生は9割に達している現在、就活生はオンライン上でインターンシップを探すことは就職活動の基本ともいえます。
総合掲載メディアにとにかく掲載したい場合や、業種を全面に出して掲載したい場合など掲載メディアを選択可能で、自社の希望に沿ったメディアに掲載することが大切です。
・多くの求人者が利用しており、幅広い求人者へアプローチをすることができる
・総合就活メディア・業種別メディア・期間別メディアなど掲載メディアが豊富にある
・コストがかかる(30万~80万が相場)
・様々な属性の求人者の目に留まる反面、クオリティの保証ができない
・膨大な数の企業が掲載しているため、自社の求人が就活生に届く可能性が低い
3:オウンドメディアで発信する
自社専用のサイトを作成しオリジナルのサイトからインターンシップ生を募集するやり方です。
情報発信も自由にすることが可能で、自社に興味のある学生がアクセスするためミスマッチの少ない集客が実現可能です。
・集客に独自性を持たせることが可能
・オウンドメディア経由のインターンシップから採用に繋がった場合、当該人材はミスマッチが少ない
・興味のある学生がアクセスするため必然的に自社業界や自社業務に意欲のある母集団を形成することが可能
・コストがかかる
・ある程度認知されないと効果が無いため、集客に繋がる広報業務も自社で行う必要がある
なお、オウンドメディアの制作に実績のある採用サイト制作企業様はこちらの記事で紹介しています。
4:SNSを利用する
X(旧Twitter)やTikTok、Instagram、Facebook、LINEなどのSNSにインターンシップを掲載する方法です。
自社のアカウントを作成し自社の業務内容や社風の紹介、働く社員の日常を文章や動画を通して伝えることが可能です。
殆どの就活生がSNSを利用していると言っても過言ではなく、SNSを通した集客は必然的に多くの就活生の目に止まります。
・基本的に無料
・就活生の目に入りやすい
・大がかりな作成が不要で手軽にタイムリーに情報伝達が可能
・炎上のリスクがある
・アカウントの認知に時間がかかる
・効果的な集客にノウハウと経験のストックが必要
5:合同就職説明会や企業説明会で募集する
オンライン上で集客する方法とは違い、就職会場にて学生と対面形式で募集するやり方です。
Web上では見えない学生の熱意や雰囲気を事前に捉えながら集客を行うことができます。
自社の魅力や業務内容を直接伝えることができる上に、興味のある学生に対してはその場でインターンシップの参加を誘うこともできます。
・直接就活生とコミュニケーションを取ることが可能
・オンライン上では見えない学生の一面を直接見て判断することが可能
・インターンシップの前段階で採用したい学生に事前に直接参加の打診が可能
・多くの企業が参加しておりライバルが多い
・時間・人材・コストといったリソースが必要
・学生の関心が他企業へ向く可能性があり差別化や独自性を持たせる工夫が必要
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
6:自社説明会を利用する
合同企業説明会とは違い、自社で説明会を開くやり方もあります。
競合他社がいないため、完全に自社完結で自由にアピールすることが可能です。
・自社に興味のある学生が来るため母集団の質が高い
・自社のみに関心が向くため、自社の魅力や業務内容を十分に伝達可能
・集客が難しい
・学生の属性が偏ることが多い
・全てを自社で行う必要があるためコストの負担が大きい
インターンシップの企画・運営企業にサポートしてもらうことも有力な選択肢です。
自社説明会からインターンシップ参加への導線の構築や、質の高いインターンシップ案などを
プロの目線から提案・実行してくれるため、高い効果が見込めるためです。
なお、おすすめのインターンシップの企画・運営企業に関しては以下の記事でまとめていますのでご参考ください。
7:ダイレクトスカウトをする
インターンシップへの参加を直接学生に依頼する方法です。
ダイレクトスカウトサービスを提供している企業に依頼したり、自社で直接学生へSNSなどを通してコンタクトを取ったりと方法に柔軟性があるのが特徴です。
こちらから事前に欲しい学生に対してアプローチする攻めの手法であるため、自社を認知していなかった優秀な人材へ興味関心を与えるきっかけとなります。
・無料(ただし代行企業を利用した場合はコストがかかる)
・自社の事業領域や特性に合った母集団の形成が可能
・こちら側からアクションを取るため企業規模、認知度に左右されず手軽に実行が可能
・時間対効果が低いため短期間で多くの母集団形成が困難
・自社で行う場合リソースが多くかかる(時間・手間・労力等)
・代行会社を利用した場合、コストがかかる上に掲載条件が厳しい場合がある
(企業規模や認知度が影響を与える)
8:採用代行企業・採用コンサルティング企業に委託する
インターンシップの集客方法に一部の業務または全般についてプロに任せるやり方。
その道のプロである採用代行や採用コンサルティング企業に委託することで効果的な集客が見込めます。
・効果的なインターンシップの実行が期待できる
・インターンシップの集客やその後の採用プロセスまで採用領域全般で質の高いサポートを期待できる
・コストがかかる
・自社内でノウハウや経験がストックされない
なお、以下の記事にて採用代行・採用コンサルティング業務に強みをもつ企業を紹介しています。
併せてご参考ください。
終わりに
インターンシップ集客としておすすめの採用活動は、長所と短所も様々です。
自社の現状と課題を把握した上で、最適な採用活動を選択してください。
弊社では、採用マーケティング支援、採用コンテンツの制作などを行っています。
企業様の直近の課題や解決したいことから、最適だと考えられる提案をさせていただきます。
採用に関してお悩みの企業様は、お気軽にご連絡ください。
「元マイナビ新卒支援」担当者がインターンシップ制作ポイントを公開!
・インターンシップの目的の決め方
・インターンシップ形式の種類
・インターンシップで用意すべきもの
・作ってはいけないインターンシップ例
・インターンシップの改善案 等々
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この記事の監修者
株式会社ストル 代表取締役 石垣雅之
動画を活用した採用マーケティング支援が専門。毎年数多くの企業の採用支援を実施中。
個人で運営するキャリアYouTubeのチャンネル登録者は1.2万人。