企業のYouTubeチャンネルの制作サポートをしているストルの石垣です。
今回はどうやって企業YouTubeチャンネルを始めるべきか悩んでいる中小企業の経営者の方向けに、YouTubeチャンネルを成功させる4つのポイントをまとめました。
①代表者自ら出演あるいは社長直轄で運営
YouTubeチャンネルには代表取締役の出演を推奨しています。
なぜ多忙な社長みずからの出演をお願いしているかと言うと、会社の顔であることと、一番辞めるリスクがないのが理由です。
例えば従業員の方がメイン出演者の場合、その従業員の方が退職してしまうとチャンネルのイメージが変わってしまい、場合によっては更新テーマや構成など方針転換を与儀なくされます。
また退職している人物が過去の動画として自社チャンネル内に残り続けるのは企業の評判を下げることに繋がり、ひいてはブランディングにも影響します。
ただし一般消費者を対象にしたBtoC企業(例:店舗型ビジネス)で現場を撮影する場合、現場の商品サービスが中心になるため、この場合は従業員が商品サービスを説明しても問題ありません。
弊社でYouTubeチャンネルのサポートをしている企業様も、代表者様自ら出演していることが多いです。
②過度な撮影・編集をしない
ビジネスのYouTubeチャンネルでは凝った編集をしないことをおススメします。
クライアントの中には有名ユーチューバーさんの動画を基準にしてしまい
「もっとちゃんとした場所で撮影し、BGMや効果音を入れた再生数が伸びるのではないか?」
「企画を練り込んで演出を準備したほうがいいですか?」
「過激な表現を使った方が良いですか?」
と質問される方がいます。
しかし企業YouTubeチャンネルではそれらは不要です。
企業YouTubeチャンネルでは、第一に「継続することが重要」なのでシンプルに伝えたいことだけを伝えて下さい。
そして5~10分程度の動画でまとめたほうが、ちょっとした休憩中に見ることができます。
運営側としても自社の会議室でサクッと撮影する程度が継続しやすいです。
ただし「機材にお金をかけない」とは別問題なので、照明やマイクにはしっかり投資してプロ用を活用することをおススメします。
③機材にはお金をかける
弊社では、YouTubeのサポートをしてい企業様には
「出来る範囲で機材には先行投資をしてください」
と必ずお伝えしています。
なぜなら映像の質はお金で買えることができるからです。
また動画制作の技術が無い素人程、機材にお金を掛けた方が良いです。
特にカメラ、マイクにはお金をかけて下さい。
購入するだけで、一気に撮影できる映像の質は上がります。
もちろん企業YouTubeチャンネルを始めて様子を見ている段階であれば、スマートフォンで撮影した映像を編集しても良いのです。
しかし企業としてYouTubeチャンネルに力を入れていく決断をした場合には、必要最低限の先行投資は必須です。
お金が掛かると言っても数十万円なので、新規のお客様を集客できる様にあれば、一瞬で先行投資分は会z集することはできます。
④企業YouTubeチャンネルの運営目的を明確にする
再生数が順調に伸びてくると「YouTube単体で収益化させたい」と考える経営者がいます。
しかし企業YouTubeチャンネルの開設の目的は「広告収益」ではなく、「自社製品・サービスの売上アップや、採用力強化、広報目的がほとんどです。
最初のコンセプトが本業の売上を伸ばすことを目的に始めたのであれば、その目的を途中で変更するのはおススメしません。
弊社のお客様では、YouTubeの広告収益は捨て、自社のPRに注力している企業様は、年間数千万円の売上をYouTube経由で獲得しています。
⑤検索キーワードをしっかり取りに行く
企業YouTubeチャンネルの場合、バズ狙いもおススメしません。
バズとは、ソーシャルメディア上で多くのユーザーに話題にされることを意味するマーケティング用語です。
バズが成功すれば一時的にアクセス数が急増し、広告費を使わずにクチコミで拡散されるメリットがあります。
一方で、バズ狙いの企業YouTubeチャンネルは安定したアクセスが見込むことが難しいです、。なぜなら一過性のアクセスが大半だからです。
逆に検索キーワードを意識した動画作りをすることで、一定の需要があるキーワードを抑えた動画コンテンツを作る事ができれば、安定したアクセスを継続して得ることができます。
例えば弊社のお客様であれば
「マンション リフォーム」
「ベンチャー 転職」
「転職エージェント」 などのキーワードで上位表示されているので、安定したアクセスを得ることができています。
⑥外部の制作会社を上手く活用する
中小企業がYouTubeチャンネルを始めるなら最初は積極的に外注することをお薦めします。
一番の理由は、多くの企業様が動画制作未経験の中、手探りで始められることが多いからです。
当然素人が企画、撮影、編集した動画なので、動画の質は正直かなり低いところからスタートします。
もちろん効果がでるまで相当時間がかかるので、途中で
「動画は効果無いね」
という結論になりがちです。
また中小企業の場合、撮影機材や編集スタッフなど人的・物理的リソースが足りないケースが大半で、継続すること自体が難しい場合が多いです
無理に自社で全部やろうとしても上手くいきません。
プロに任せるところは任せて、自分達でできる範囲で始めることをお薦めします。
弊社では、動画制作を自社で行う事を目的とした法人研修「動画担当者養成講座」を運営しています。
自社で低コストで動画活用を実践してみたいという企業様は、まずはパンフレットをご覧ください。
企業YouTubeチャンネル運営で大事な事
企業YouTubeチャンネルは2021年時点で、様々な業種で積極的に導入されるようになりました。
今回の6つのポイントを参考にしながら、売上や集客につなげるために戦略的に運用するようにしましょう。
もしYouTubeチャンネル開設やコンテンツ作成でお困りでしたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。
⇒YouTubeチャンネルで成功している企業様の声
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この記事の監修者
株式会社ストル 代表取締役 石垣雅之
動画を活用した採用マーケティング支援が専門。毎年数多くの企業の採用支援を実施中。
個人で運営するキャリアYouTubeのチャンネル登録者は1.2万人。